新生児の心雑音は病気のサイン

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新生児の心雑音は、新生児期にみられる赤ちゃんや乳児のさまざまな先天性の心疾患を発見するきっかけになります。

新生児期には、様々な疾患が見られます。
新生児の疾患として、室中隔欠損症、心房中隔欠損症、動脈管開存症、肺動脈弁狭窄症、大動脈弁狭窄症などがあげられます。

これらは、チアノーゼの症状はみられませんが、新生児の雑音や新生児の体重増加が悪いことから発見されます。

チアノーゼにより発見される新生児や赤ちゃんの心疾患には、四徴症、完全大血管転位症、総肺静脈還流異常症などの病気があります。
またその他に、新生児の後天的な心疾患としてよく見られるものに、川崎病があげられます。

新生児心雑音の割合

先天性の心疾患を持つ新生児・乳児の割合は、0.5%前後といわれていますが、新生児の心雑音をその中に加えると、その割合はもっと高くなります。

新生児の心雑音には、病気によるものと、問題のない無害性のものがあります。
かなり長い間持続して疾患がないのに心雑音を認める新生児は極めて多いといわれています。

注意深い診察をする小児科医によると、半数以上の新生児や乳幼児から心雑音を聴診しているそうです。
新生児の心雑音が、心疾患によるものか、無害性のものであるかは、心雑音の大きさには関係しないようですが、心臓が収縮するときに雑音が聞こえやすいものは無害性、拡張するときに聞こえやすいものは疾患によるものが多いようです。

その見極めのためにも、日を改めて赤ちゃんの聴診を繰り返すなど、何度も聴診を行うことが必要です。

赤ちゃん心雑音の手術

また、チアノーゼが見られる、他の赤ちゃんに比べて体重の増加が少ないなど成長が遅いなど、雑音以外の他の症状が見られない場合は、無害性である可能性が高く、様子をみることが一般的です。

これらの判別は、はじめに指摘した医師が継続してその赤ちゃん・乳児の観察を続ける必要があります。
また、赤ちゃんの手術が必要な疾患の場合でも、一般に、無輸血で手術が受けられる、乳児の体重が7kg以上に成長するまで手術を先延ばしにすることが多いようです。

乳幼児期の心雑音には、もちろん多くの心臓、循環器疾患から、雑音が聴診される場合があります。
心雑音が聞こえ、その雑音から判断されて、赤ちゃんの疾患を診断される例も少なくはありません。

その例として、食道閉鎖症があります。
食道と気管はもともと同じもので、4〜6週で分化しますが、この分化が上手く行かないのが食道閉鎖症です。
食道閉鎖症児の35%には心奇形が見られ、せき椎や直腸などの奇形も合併していることがあります。

新生児の心雑音は、母親の胎内にいるときから確認されるときもあります。このような疾患の可能性が確認できたら、帝王切開で取り上げて手術をする例もあります。

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