寒冷療法のメカニズムと効果

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寒冷療法とは、患部を冷やして治す方法です。
寒冷療法には、消炎・鎮痛作用のほか腫れやむくみに強い効果があります。

患部を冷やすことによって、血管が収縮して血流が低下するので腫れと炎症が抑えられ、神経伝達速度も低下することにより疼痛を抑えることになります。

寒冷療法は薬物を使用できない場合など痛みに対処できます。

温熱療法に比べても鎮痛作用が強く持続する時間も長いのですが、長時間冷やし続けると皮膚は感覚を失くすため凍傷になる恐れがあれますので注意が必要です。

筋肉のけいれんや急性の腰痛、急な炎症も冷却することにより、症状を和らげることができます。

寒冷療法で効果のある症状

打撲や捻挫など、急性症状で熱を伴う場合、運動や労働作業のあとの筋肉に、また、腱鞘炎や肩関節周囲炎(五十肩)など、病名で最後に○○炎とつくもの、変形性膝関節症など、慢性症状で温めても効果が得られないときなどは寒冷療法にて冷却刺激を与えます。

炎症が起きている場合は発熱状態にありますが、このとき温めることは、一時的には血管を拡張させて痛みがなくなりますが、逆に炎症を悪化させてしまう場合もあります。

ポイントとしては、痛みがありそれが炎症の場合で熱を帯びているのであれば、冷やしで余分な熱を取り除くことが回復への近道になります。

野球選手は試合後かならず肩を冷やしていますが、これは、冷やすことが筋肉痛や故障の予防になるからです。

寒冷療法の器具

寒冷療法の家庭器具としては、氷枕のほか、アイスパック、アイスクリッカー、氷のう、熱さまシート、冷えるカイロ、コールドスプレーなどがありますが、寒冷療法の医療器具もいくつかあります。

クライオパックは医療専用に開発された冷却パックで、内部には特殊ゲルを使用しています。

冷凍庫で少なくとも5時間以上冷やして使いますが、スポーツ後のアイシングに最適で、温度ラベルがついていて、使用できる目安が一目でわかるようになっています。

また、長時間冷凍保存しても、硬くならず柔軟性が保たれ凍傷の危険もありません。


アイシングシステムは機器とアイスパックが接続されていて、電気で5℃〜13℃位冷却調節ができる装置で病院などで使用されているものです。

クライオ5は、冷凍庫のような機器に掃除機のホースのようなものが付いていて、-30℃の冷気を6段階の風量で患部冷却するもので、捻挫や関節症などスポーツ選手の治療に使われています。

寒冷療法は、自宅にて熱が出たときなど、知らず知らずに行っている療法であり、もっとも身近で手軽な治療法とも言えましょう。

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